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SAPトレーニング 基礎編

当時は、お台場に教室があった。


ゆりかもめにゆられて、我々導入検討メンバーがトレーニングを受けに行った。


基礎編のトレーニングの最中にハプニングがあった。


「リアルタイムなんかじゃない!」と食って掛かった人がいたのだ。

○○○のSEでR/3の基礎講座の勉強に来ていた人だった。

その方は、トレーニングの講師に、こう言った。


「例えば、受注伝票を切る。出荷伝票を作る。その時点で『止まる』ではないか。

ヒトが意図的に止めると、それはリアルではない。」

という意味のことを言っていた。

横から聞いていて、「ナンクセをつけている。」と思った。

しかし、よくよく考えると、その人の指摘こそ、R/3を単に会計処理マシンにしてしまう大きな原因だ

ったのだ。


企業の実務担当者は、だいたい1ヶ月単位で仕事を「締めて」いる。

このクセはなかなか抜けないのだ。

売値が月締めの直前まで決まらない。

販売数量が確定しない。特に我々化学の場合は、販売形態がタンクローリーなど液体がある。

液体は容量だから、温度や積み込みのローリーの充填具合で変化するのだ。

しかし、リアルに受注伝票を入れることがこのR/3の生命線なのである。


この事件以外にも、受講者、特にすでに導入途中でトレーニングを受けている方からも苦情というか、

非常にネガティブな質問を講師が浴びせられることがたびたびあった。

教室の隅のトイレの中にも

「驚いた馬鹿なシステムだね、R/3は・・・」

と書いてあった。


非常にネガティブな雰囲気・・・・これはドイツ人の国民性?

そう思ってしまった。