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FAXのペーパーレス化〜注文書の送信(2)

R/3からCSVを吐き出す部分も、結構、細かい工夫が必要だった。

いままでは、一件の購買発注伝票を起票した直後にFAXイメージを作成していた。

だが、この仕様だと、

一件の購買伝票ごとにFAXしなければいけない。


商社の場合、受注した都度、購買も一連の動作で起票、つまり、受注伝票から購買伝票を作成する。

そうすると、受注先がA、Bと異なっても、同じ商品を仕入先Cへ発注する伝票が複数できることになる。

一件ごとに、いちいち、注文書を送信するのは、ばかばかしい。


そこで、購買発注の操作とは別に、注文書を発行するためのプログラムを一本作成した。


複数の購買発注伝票をユーザーが判断して、一本のFAX注文書にまとめる作業をやることで、FAXの回数も減るので、費用も削減されるし、仕入先からも喜ばれる。


注文書の書式の設計は、別の開発者が担当した。

印刷のイメージをユーザー(商社の全部の支店女性代表者だ!)と何度も確認して、字数と見栄えの相反する要求を詰め込んだ、設計だ。

そこまでできたら、後は、わたしの出番だ。

WEBブラウザを使う・・・・


何故、WEBか?

理由は、WEBの方が、PDFやメールと親和性がいいのだ。

また、わたしが開発できる言語は、WEBとSAPクエリだけだから・・・という後ろ向きの事情もあるにはあるのだが。


R/3からユーザーが注文書データ抽出を行う、実行ボタンをクリックすると、わたしが用意したWEBの画面をR/3から、キックする。

裏では、CSVがR/3から吐き出されて、SVFの監視ツール、UniversalConnectXに渡り、監視フォルダのCSVを注文書の書式にはめ込んで、PDFを作成する。

これをWEBに表示する。

ここまでは簡単だ。


ユーザーは、出てきた注文書のイメージを一通り確認すると、コメントを書き入れる。


そのコメントをまた、CSVに書き戻して、再度、PDFを作成する。

裏で、CSVの位置情報を記憶させておいて、そこに、ブラウザのテキストエリアの情報を埋め込むわけだ。


簡単そうで、結構、気を使う。


PDFを再作成している間、時間がかかるので、5秒ほど表示を遅延させなければならない。


そのときに、「えらい、すんまへん。」という大阪商人のGIFアニメを入れようと思いついた。


このアニメ素材をインターネットから探してくるのに、かなりな工数を使ってしまった。


注文書FAX送信の自動化は、2006年6月15日に本番スタート。

利用状況を画面で見ると、上々の滑り出しだ。

FAX送信以外に、メールにPDF添付という機能も付加していた。

結構、この機能も使っているのにビックリした。


仕入先でもFAXよりメールの方が、便利だと思うところが増えているらしい。

なかば、おまけで付加した機能だったが、付けてよかったと思った。