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手書き台帳を無くせ!!(4)・・・夢想花

やっとの思いで、左外部結合ができた。

しかし、それからも、色んな制約に悩まされてきた。

システム部門のほかの開発者にいろいろ聞いてみた。


ところが、HRや会計の担当者に尋ねても、ほとんど、SAPクエリのことを詳しく知らない。

HRや会計のSAPクエリはどういう風に作られているのか?


尋ねてみて、納得した。


彼らのSAPクエリは「論理テーブル」というもので作られていた。


論理テーブルとは、SAPが標準であらかじめ用意しているテーブルだ。

もちろん、自分で作成することもできるが、人事や会計といった、ある意味、制度的に企業間で差が無いものは、充分使用に耐えうる。

だから、HRや会計の担当者は、この論理テーブルを使って、テーブルの左外部結合だの内部結合だのって知らなくてもすんでいたのである。


ところが、商社の売仕台帳を作成するための論理テーブルなど、あるわけがない。

類似したものはあったが、項目が多すぎて、使えない。


やはりSAPは会計中心のシステムなんだな、といつもの愚痴を言いたくなりながら、台帳システムの開発に取り組んでいった。


話は変わるが、

円広志の『夢想花』という昔のヒット曲をご存知だろうか?


♪忘れてしまいた〜い、こ〜とが〜 今のわたしには多すぎる

・・・・・

飛んで、飛んで、飛んで、飛んで、飛んで、飛んで、飛んで、飛んで、飛んで、

回って、回って、回って、回る〜


そうなのだ。

この当時のわたしの欲求は、こうだった。

SAPクエリで一覧の表示は出来た。


しかし、どうやって、飛ぼうか?


通常、R/3の参照画面は、一覧画面をクリックすると、関連する情報へジャンプできるようになっている。

例えば、VA05の受注伝票一覧照会であれば、検索された一覧のどこかの行をクリックすると、当該の受注伝票を変更するVA02にジャンプして、当該伝票の修正が可能だ。

わたしも、こういうことをやりたかった。

台帳の一覧表示から次の画面へ受注伝票番号などのパラメータを渡して、別画面を表示したいのだ。


機能を一日かけて、探した。


SAPクエリのWEBのマニュアルをくまなく探した。


あった!

やっと、見つけた!

SQ01のメニューで、「レポート割当」という機能を見つけたのだった。


そのときは、夢想花を歌いたくなる心境だった。

レポート割当をいくつでも追加できるのだ。

つまり、一覧用のSAPクエリをひとつ作成する。

で、もうひとつ、詳細用のSAPクエリを作成する、一伝票を一画面で表示するだけのクエリだ。。

そうしておいて、一覧用のクエリから詳細用のクエリへ「レポート割当」を行う。

そうすると、自動的に、一覧表示された行をダブルクリックすると、パラメータ(受注伝票番号など)を詳細用のクエリに送ってくれるのだ。

これなら、
SAPクエリをいくつも作成しておいて、縦横無尽に「飛ぶ」ことができる。

販売一覧→販売詳細→購買詳細・・・・自由自在だ。

それだけではない。

ジャンプできるのは、SAPクエリだけではないのだ。



何と、トランザクションコードを叩くことができる。


つまり、受注伝票一覧の行をクリックさせて、VA03(受注伝票照会)などへ飛ぶことができるのだ。


(注:ただし、購買発注伝票検索ME23Nには使えない。ME23Nはもともと、ユーザーが最終参照した発注伝票を表示する仕様だからだ)

また、SAPが用意している、レポートプログラムへのジャンプもできるのだ。