バージョンアップとサポートパッケージ検証(1)
R/3の4.6CからERP2005へのバージョンアップは、作業量として我々システム部員の負荷も高く、かなり大規模である。
SAP社のサポート打ち切りを前に、やらねばならないことだが、それ以外にも、実は、毎年やっている小規模な「バージョンアップ」がある。
それは、サポートパッケージ検証と呼ばれるものだ。
SAPから、R/3のバグ修正や、機能改善などの「ノート」というものが発信されているが、サポートパッケージとは、そのノートをまとまった単位でSAPがリリースするものである。
当社に導入時に参画していたパートナー社は、このサポートパッケージ検証というものをあまり重視していなかった。
パートナー社自身のR/3の話だと、バージョンアップ時、つまり、4.0を4.6Cに上げる時などは、確かにおおがかりなプロジェクトになるのだが、毎年のサポートパッケージは基本的に当てない・・・という。
明らかに重要なバグ修正のノートだけを部分的に適用する方針だと言う。
これも、確かにひとつの方法論である。
だが、当社の場合、必ず毎年年末にやる必要があるのだ。
それは、HR:人事モジュールを導入したためである。
人事の場合、毎年、税制改正、増減税などの給与関連の改正がある。
くだんのパートナー社の場合、会計も人事もR/3ではないので、その部分の心配はいらないのだ。
給与に関する部分だけなら、人事だけのノート修正でいいような気もする。
人事のモジュールが何で、販売や購買まで影響するか?
ところが、結構、これが、影響が大きいということがわかってきた。
最初の年、つまり、導入した2004年4月から、迎えた、2004年末に、最初のサポートパッケージを適用したのだが、この時、販売のインターフェースが動かなくなった。
販売側のモジュールには、検証したときには異常はなかったのに・・・・。
調べてみると、EDIを扱っているのは、システムユーザーといって、一般の人間様と同様に、IDを持っている。
これの組織権限が変わったらしく、EDIが動かなくなってしまったのだ。
ということで、それ以後、毎年、年末にはサポートパッケージの検証をおこなっている。


さあ、バージョンアップ(10)
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