経営者への情報提供
今からはるか昔、そう、2000年頃の話だ。
当時、わたしは、SAP R/3の導入のために、SAP主催の初級入門トレーニングに通っていた。
当時は、SAPはお台場にあり、ゆりかもめで通っていた。
初級トレーニングでは、トレーナーの先生が、こう、高らかに宣言したのを覚えている。
「SAPは社長さんのためのシステムです。」
これだけを聞くと、誤解を受けるフレーズだが、この発言の意図は、こういうことだ。
「SAPは全体最適を目指し、システムを一元化するためのツールである。
したがって、全社の経営数値を一元的に管理できる。
つまり、”社長さん”が見るためのシステムである。」
・・・というようなことを説明されたと思う。
当時、我々、ERP導入プロジェクトは、「全体最適」、「システム一元化」、「システムに合わせる」ということを意識的に頭に叩き込んでいた。(悪く言えば洗脳されていた)。
わたしのような人間は、常に、システムはユーザーフレンドリーでなければ、ならない。
喜んで使ってもらわなくてはいけない。
そう、考えていたので、ERPのこの「全体最適」というスタンスには抵抗があった。
しかし、現実は、「全体最適」のシステムを過去4年間で導入し、3年間運用してきたわけである。
その間、ユーザーからは、「使いにくい、レガシーより悪くなった・・・」と陰口(あるいは面と向かって)を叩かれていた。
そんな中で、SAPを少しでも使いやすく、エンドユーザーにとって、戦略的に使えるツールとして、変貌させようと、努力をしてきた。
ひとつひとつが、小さな、”改善”、端から見れば、「部分最適」と思われるようなこともやってきた。
先日、同業他社で、同じような時期にR/3を導入した会社で行っている勉強会に参加してきた。
毎回、回り持ちでテーマを決めて、報告と各社への質問の投げかけをおこなうということを、数ヶ月に一回行っているのだ。
テーマにより、わたしも出席するのだが、今回のテーマは、
「ERPの情報活用」
である。


SAPの与信管理(3)
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