玉ちゃんの文科系IT入門 > ERP(SAP R/3) > 経営者への情報提供(2)

経営者への情報提供(2)

さて、今回の同業他社との勉強会のテーマは、「ERPの情報活用」である。

わたしは、今年の年始に構築した、Dr.Sumの事例を説明する事にした。

Dr.Sumは当社のエンドユーザー向けのBIツールとして、結構、喜ばれていると思っている。

各社の説明も拝聴した。


各社の説明は、SAPポータルを使った、経営者向けの情報提供がテーマだった。

ポータルのweb画面で、いろいろなグラフが並んでいる。

予算の進捗管理、売り上げ上位ランキング・・・

きれいな画面である。

開発した各社に伺うと、どの会社もおっしゃるのは、

「経営者が見れる画面を作ったのは、経営者層が要求したというより、”見せよう”ということ。」

同業他社も当社と同じく、ごくごく日本的な、日本型経営の会社である。

経営層は、部下の作成する業績管理の数値を見ることが”管理”だと思っている。

見るのは、部下がまとめた数値情報であって、グラフではない。

そういう文化は多分、日本の企業には無いはずなのだ。

そこを、「あえて」やった。・・・とおっしゃっていた。

そのうち、日本人の経営者も、

「欧米か!!」

というような行動をとる人が出てくるのだろう。

そういう方は、部下の作成した根回し書類よりも、ビジュアルで全社の状況が一目でわかるグラフ表示のポータルを望むんだろうなあ。


でも、わたしは、現状、ポータルなんかやりたいとは思わない。

”レポーティングBI”という言葉がある。

それは、マーケッティングのプロや経営層ではなく、エンドユーザーが、自由に自分のデータを加工して日々の営業活動に使うという考え方だ。

それには、やはり、グラフではなく、エクセルの膨大な明細を集計して、加工するツールなのだ。

わたしが現在抱えている、ERP2005での担当部門は、販売購買モジュールとその周辺。

そこでは、常にユーザーにいかに利便性を与えるかということを考えている。

その延長上に、BIはあるのだ。

ま、今の経営層に言ったって・・・・(削除)