ドイツの会社は大変だ
ドイツ・・・といえば、太平洋戦争時にわが日本と同盟関係にあった国で欧米列強のひとつである。
勤勉なところが日本人とよく似ている(・・と言われるが、わたしは、日本人はフランス人に似ていると思う)。
ドイツ人は勤勉なだけでなく、論理性を重んじる国民であり、何といっても、SAPの本社があるところだ。
それだけに、ドイツの有名企業といえば、ほぼ、SAPのユーザーであろう。
当社の同業他社の外資系企業、あるいは、資本関係のあるドイツ系外資にもそういう企業はまず、SAPを導入している。
これらのドイツ系企業が一様に悩んでいることがあるのだ。
それは、ソーセージの料理方法でも、国産ビールの味でもなく、SAPの開発についてである。
SAPのユーザーといっても、日本の外資系のほとんどは、サーバーや開発部隊はすべて本国、つまりドイツにある。
日本特有の商行為や開発案件があり、SAPシステムに手を入れる場合は、常に大本営にお伺いを立てなければならない。
以前、農薬のWEBEDIでの開発でも話したが、まさしく、タカアンドトシの「欧米かっ!」というノリで驚くばかりだ。
今日は、当社の関係会社でドイツ系の会社の方と会うことがあった。
やはり、本国でSAPを導入していて、日本での開発案件がある。
当社でもやっている、消耗品のネットでの共同購買をやりたいという意図をお持ちであった。
消耗品や、工具、安全具、名刺、電報、書籍、試薬・・・・企業が、原材料以外に購入する、いわゆる、間接材の購買については、費用削減の効果が大きい。
インターネットでの消耗品購買は、テレビのCMでやっているような会社もあるし、カタログ販売の企業向けサービスもあり、そこそこに安く買えるが、系列企業集団で共同購入するサイトがあって、さらに安く買えるのだ。
原材料費などの削減など主流の業務とは違い、今まで、あまり手をつけてこなかった分野である。
本日、お会いした関係会社以外でも、以前にドイツ系の部品メーカーの企業さんで、間接材購買(MRO)をやりたいという企業さんとお会いしたことがある。
さすがに、SAPの本場、ドイツである・・・と思った。
間接材の購買について、MMを使ってやるように、本国から指導されているという。
以前お会いした部品メーカーさん、今回お会いした関連会社の両社とも共通していたのだ。
当社の場合、ERPのMM(購買在庫)モジュールは導入しているが、それは、原材料や包装資材という、「直接材」の購入にのみ使用している。
ボールペン1個、プリンタ用紙、ヘルメット・・・こんなものをいちいち、品目コードをつけて、MMモジュールで購買することなど、はなっから考えなかった。
そんなものは、FI会計で直接計上すればいいではないか。
ボールペンの入庫処理・・・・、請求書照合・・・・
考えるだけでぞっとする。
間接材の購買にMMを使うだけならまだしも、インターネットでの購買をSAPとデータ連携したいという話を持ちかけるだけでも大変らしい。
開発部隊は、すべてドイツにあり、日本で開発することなどできない。
農薬の某外資系メーカーさんでも、EDIのシステムをSAPと繋ぐなんて、ドイツがまず許さないんだろうなあ。
まず、SAPジャパンさんは相談に乗ってくれないのではないか?
だって、SAPのサーバーはドイツにあるんだもの。
SAPコンサルタント企業も、日本にいろいろあるけど、外資系の企業さんが相談するところは高いらしい。
一日1000ユーロとか、言ってた。
他にも、例えば、医薬業界など、ドイツが強い企業で、日本の医薬用の帳票開発なども、日本特有の書式があり、開発には苦労しているという話を聞いたことがある。
日本のSAP連携のソリューションを持っているSierさんは、今後、ドイツ系の企業向けにもっと、商売することを考えたらいい。
ビジネスチャンスはゴロゴロしている気がする。


SAPの与信管理(5)
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