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債権債務情報(4)

肥料の関係会社用に、債権債務情報を見せる仕掛けを作ろうと思っていたら、不思議と重なるもので、今度は経理部門から、

「債務の支払予定が予定と数億も乖離している。しかし、これを解析する手段が無い。」

という声が挙がった。

ERPの中で、解析するための表を、ABAPやSAPクエリで作成するのもひとつの方法だ。

だが、パフォーマンスが上がるのか?

現状、同じ情報は、独自のDWHのNWEBにも存在する。

これを使って見せる工夫をすればできるのではないか?


ちょうど、肥料会社の債権情報をDatalizerで作成している最中で、テーブル構造は、債権も債務もほとんど同じである。

この辺は、さすがSAPだ。

販売のSDと購買のMMではまったく別のERPほどオペレーションも画面も違うが、こと、会計分野については、美しい。


法律で例えれば、刑法民法などを「刑山民川」と美しい格調高いものとして例え、刑事訴訟法、民事訴訟法などは、さしずめ、SDとMMだろうな。

将棋で言えば、SAPの債権債務情報は、双方同じ手筋になる、相矢倉の戦い方に似ている。

で、債権情報をNWEBのテーブル構造をそっくり真似て、Dr.Sumへ持っていく。

受払残ごとに債権総額を仕訳別に集計した、BILL_FACTという集計テーブル(SQLserver上ではキューブになっている)をDr.Sumのテーブルとして抜く。

それから、債権の決済された明細、まだ未決済の明細、それから、受払残の整合性を取るために、独自に「決済済計上明細」という、当月中に発生し、当月中に決済された明細がある。

これらについて、販売の情報も吸い上げて、Dr.Sumへ持っていく。

会計伝票番号には、SD販売からきたものは、「請求伝票番号」つまり、売上の伝票が紐付いている。

だから、請求伝票をJOINして読み込むことで、出荷先や出荷日、品名、数量という明細情報を会計伝票に付加できるのだ。

購買の情報も同じだ。会計伝票番号に、請求書照合番号が紐付いている。

ここから、入庫伝票、購買発注伝票、品目、納入場所とつなごう。


明細を表示するには、やはりDr.Sumのエンジンで、Datalizerで表示するのが速い。


同じデータをSQLServer+Datalizerでやると、倍以上の時間がかかる。


ましてや、NWEB本体では明細表示すらできない。


なぜなら、ROLAPではないからだ。DWHのテーブル構造に依存し、複雑なビューを書かないと、表示ができない。