2010年のITキーワードは?
毎年のことながら、ITの業界には、聞きなれないキーワードがどんどんあふれ出てくる。
ITベンダーの陰謀か?・・・・と思うことも多いが、これも経営環境の変化、パラダイムシフトなどの言葉で語られると、反論できなくなってしまう。
聞く耳を持たない・・・では済まされない、何を言っているのか?対応しなくては大変なことになるのか、少なくとも見極めだけはしないといけないからだ。
IFRSしかり、である。
内部統制と同じ程度なのかも知れないが、無視はできない。
IT用語と言っても、あまりに広範囲なので、特に、基幹系システムに限定して、過去を振り返ってみる。
2008年は、SOAが大きなキーワードだったが、
2009年では、「もはやSOAは、営業トークにならない。」とおっしゃる情報システム関係者が多い。
2009年は、SaaSが大きなキーワードとなった。
ただ、実際にSaaSが基幹システムの部分まで利用されているという状況ではない。
2009年は、SaaSは、クラウドの一部として語られることが多くなった。
すなわち、クラウドは、
・SaaS(アプリケーションクラウド)
・PaaS(プラットフォームクラウド)
・IaaS(インフラクラウド)
とサービスの種類を多層化させてきているのだ。
2010年は、SaaSあるいはクラウドという言葉が残るかどうかはわからないけれども、
こういう「サービスの提供を受ける」「発電機からコンセントへ」という潮流は続いていくだろう。
では、クラウド以外に2010年にどういうキーワードが出てくるだろうか?
クラウドに乗り遅れた、MicrosoftやSAPはどういう戦略をとるだろうか?
サーバーへの実装、カスタマイズモデル、つまりクラウドから見ると、発電機モデルの象徴とも言うべき、ERPを抱えるSAP。
Microsoftは、個人PCへのインストールモデルである、WindowsとOfficeを抱え、GoogleAppsやChromeやOFFICEもどき競合製品ベンダーからの脅威にさらされているのみならず、Vistaでの失敗をWindows7で巻き返さなければならないという二重の苦しみの中にある。
この2社の戦略がそのままキーワードだとは思わないが、この2社が動く作用・反作用の過程で、新しい技術やビジネスモデルが形成されるかもしれない。
また、2008年の経済危機のダメージは、わたしはまだ回復されていないと思うし、2010年に2番底がやってくると考えている。
いや、それどころか、アメリカが今後崩壊するとも考えている。
厳しい経済環境の中で、少しITの進化が鈍化するかもしれない。
今までのIT資産を、今後も「枯れた技術」として使い続けることも立派な選択肢だと思うのだ。
そうなると、仮想化技術、仮想化の中で動く、時代遅れのアプリケーションというものも今年のキーワードになりうるかなと思う。
スローライフIT
とか、そういうキーワードはありえないだろうか?
クラウドは、
cloud=雲
だが、日本人のシャレの感覚では、RもLも同じだから、
crowded=混み合う
混み合ったクラウドを避けて、自社内の「昔の名前で出ています」的な資源を有効活用する、スローライフ・・・こういう潮流もあるかなと思う、2010年初頭である。


ERP:2009年の出来事
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