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裏方の仕事

先日、研究所の分析担当の方と会う機会があった。

昨年7月に、分析依頼システムを全社展開し、その後の要望などを伺った。

元々は、わたしの手作りのwebシステムで、システムのヘルプデスクで使っていたものを研究所への分析依頼のワークフローに作り変えたものだ。

手前味噌だが、全社展開してからも、割と評判がいいらしい。

分析を担当している部署だが、「解析」研という名称だ。

わたしには、「分析」と「解析」の言葉の違いが判らず、ごっちゃにして使っているのだが、この2つの言葉は、大きく違うのだという。

ある化学物質の分析依頼がやってくると、まず、分析の機械にかけて、「測定」をする。

これはあくまで機械がはじき出したデータである。

その測定値に対して、「こういう兆候が見れます。」という判断をするのが、「分析」。

「解析」とは、「この分析結果から、こういう傾向や特性が読み取れますので、今後、こういう風にしたらいいですよ。」
という「分析」から一歩進んだ「提案」をするのが、「解析」だという。

分析内容は難しくてわたしにはわからないが、
報告書への依頼者からのフィードバックを読むと、
「今後の合成手法の参考になりました。」
などの感謝の言葉がみてとれる。

かつて分析を担当する部署と言うのは、研究所の中でも「裏方の仕事」のイメージがあったのだという。

「これ、あそこにやらせておけ。」という形だ。

我々システム部門もそういう部署だった。


だが、「解析」をするという行為、一歩前へ進んだ業務を行う組織は、もはや単なる「裏方」ではないと思う。

分析担当の方のお話を聞いて、我々に当てはめると、

「測定」は、ツールや言語、パッケージソフト。

「分析」は、システム要件定義。

「解析」は、業務要件定義。

分析の場合、

測定 → 分析 → 解析

と進むが、

システムの場合、

業務要件定義 → システム要件定義 → ツール選定

と逆の流れだ。

我々システム部門も、単なる御用聞きではなく、提案型の仕事をやるように心がけたい。