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裏方の戦略的な仕事

ヘルプデスクシステムは、情報システム部門へのパソコン操作の問い合わせや、IT機器の購入依頼などのために,
わたしが、不遇をかこっていた時期に、シコシコ手作りしたものだ。

リリース当時は、何か名前をつけようと、『問い・the・シス』というニックネームにして、
某玩具量販店のロゴそっくりに画像を作ったら、知的財産部から、クレームがついて「ヘルプデスク」という味気ない名前になった。

それでも、意外にすんなりと従業員に受け入れられて、5年以上、件数は、数万件処理されている。

自宅でのネット環境が整ってきたから、従業員のweb画面での問い合わせも敷居が低くなったのかな、と思う。


ヘルプデスクシステムの応用で、分析依頼システムを作った、と言ったが、もうひとつ、同じように応用して作ったのが、与信管理システムである。

SAPのERPに、販売伝票の与信チェック機能がある。

子会社の商社向けに、設定した与信金額を越えると、受注伝票から出荷伝票が起票できなくなる機能を実装した。

ただ、商社の要件では、ある得意先に対して複数の部署で取引があるので、部署ごとに与信額を管理したい。

また与信がオーバーする前に警告のメールが欲しい。

販売だけでなく、仕入先への前払いの申請もやりたい。

さらに、与信額の申請の査定のワークフローも回したい。

信用調査機関の調査資料とも連動してデータを取り込みたい・・・・

もう、もりだくさんの機能を欲しがるのだ。


2年ほど機能追加と改良を重ね、WebシステムとDataspiderを駆使して、ERPとも連動して作った。

システム開発の依頼者である、商社の総務担当の方が、退任されるとき、嬉しいメールを頂いた。


「与信システムはとてもよくできていると、顧問のコンサルタントがほめていました。

景気停滞で、取引先の倒産が相次ぐ中、当社は、大きな貸し倒れがありませんでした。」


商社には、新しい社長さんが就任したが、与信について重要施策のひとつに挙げている。

与信管理は、システムだけの力ではないけれど、少しでも役に立つと言って頂けるのなら、それを励みに頑張って今後もシステム開発をしていきたいと考えている。