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ユーザーはBPMツールを欲しがっている(1)

この数週間、販売予算の新システムの説明で、出張が多い。

その合い間を縫って、販売予算とは関係が無い出張を入れた。

研究所への訪問である。

研究所の仕組みは我々システム部門にとって、ある意味、ブラックボックス化していて、手付かずの分野である。

わたしが今までに手がけたのは、分析依頼システムと文書全文検索の2つだけ。

今回は、分析依頼システムのこの研究所への拡張である。


この研究所は、生き物を扱っている。

実験動物のマウスやラット、水生生物など。


開発された医薬や農薬、あるいは液晶などの半導体物質まで、人体に影響が無いかチェックする安全性試験を一手に引き受けている研究所である。

安全性試験の依頼を今ある分析依頼試験システムで受けられるようにする・・・これが今回の目的だが、もうひとつシステムを見て欲しいという依頼があった。


それは動物試験の倫理規制のシステムだという。

実験動物を使っている医薬や農薬の企業は、実験動物を管理している。動物たちが不必要に苦悶を受けたり虐待されていないか、動物愛護、倫理の観点から適性に管理されなければならないと厚生労働省、農水省、文部科学省などが法規制を進めている。

システムの中身を聞いてみると、これって、システム的にはワークフローそのものなのだ。

動物実験を企画して、倫理委員会に申請をする。
倫理委員は、この実験が適性かどうか、判断し、コメントする。
最終的に、可否判断がなされ、実験に使用した動物が何匹、余った動物が何匹、動物の処分は、どういう手段で実施した・・・実験が実施され、報告書が提出される。

このプロセスが履歴として残ること。

まさしく、今稼動している、与信管理、ヘルプデスク、分析依頼、のシステムそのものなのである。

監査は、企業内の内部統制の面からだけでなく、ヒューマンサイエンス財団などの監査を受ける必要がある。

ただ、単なるワークフローでないことも判明した。