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SAPとSASの方向性の違い

ERPのSAPとBI専業のSASの方向性について、報道や営業さんの話から、非常に対照的なアプローチをしていると思った。

SAPは、報道の通り、SAP HANAというインメモリデータベース製品を発表している。インメモリ上にデータを展開して、HDDのI/Oを減らすことで高速化する点は、他のインメモリアプライアンスと同じだ。
SAPの営業さんがみえて、SAP HANAのお話をしていかれた。
説明資料の中に、BWという言葉が出てきたので、少し違和感を感じた。

以前、SAPさんは、インテルと共同で、ハードウェア的にインメモリを実現するソリューションを発表されていた。
私はこれを「大リーグボール3号」であると評した。
花形モータースの技術スタッフに花形満が命じて、馬鹿でかいマシンから、最大の力でボールを送り出し、最小の速度で投げることで、『打てない魔球』大リーグボール3号を再現する。
結果は星飛雄馬の左手の腱断裂と言う悲劇を呼んだ。

このとき、確かSAPさんはBWという言葉をやめたはずだったと思ったのだ。
で、今回のSAP HANAではBWでデータ検索をすると明記してあった。

質問したら、DB自体をHANAにコンバートしていただく、という説明。

SAPは、もともとOSやDBについてはオープンで、WINDOWSでもLINUXでも、ORACLEでもSQLserverでもDB2でもどれでも使えたのだが、今回のHANAはDB自体をコンバートする話らしい。

結果として、ERPBIもすべて同じベースに乗る。
究極の形は、リアルタイムに入力されたデータで何らバッチ処理をせずに、OLAP検索もOLTPもできるということなのだ。

一方、同じ時期に現在、導入中のSASの営業さんがみえた。
SASの方向性はまったく逆を向いている。
SASの検索エンジンは、相手がアプライアンスであれ、何であれ、サーチできる仕組みを考えているようだ。

これは相撲で言えば、人の褌で相撲を取ることだ。
一方SAPの場合、狹敝境瓩鯑韻犬砲垢襪海箸鮓世辰討い襦

しかし、土俵を同じにするということは、褌をボクシングのトランクスにしろと強制していることでもある。